250名を超えるグループのマネジメントツールとして活用し、業績が右肩上がりに

国内最大級アフィリエイトサービス「JANet」「Smart-C」の運営をはじめ、多彩な事業を展開する広告代理店・株式会社アドウェイズ。上司と部下、各部署が連携することで、革新的なビジネスを生み出している同社で導入されているのがチャットワークだ。

規模
1,001名以上
業種
マスコミ・広告・マーケティング
目的・効果
プロジェクト管理の効率化 人材の育成

株式会社アドウェイズ

2001年設立。2006年に東証マザーズ上場。国内最大級のアフィリエイトサービス「JANet」「Smart-C」の運営をはじめ、「AppDriver」や「PartyTrack」を展開。アプリ・コンテンツの企画・開発・運営など事業は多岐にわたる。アジア、北米地域など11ヶ国に拠点を持ち、特にアジアを中心にスマートフォン向け広告事業に注力している。(取材:2016年7月)

マーケティングディビジョン
バイスゼネラルマネージャ
薄井 一高 様

既存のコミュニケーションツールへの不満からChatworkを営業部で導入

薄井様のお仕事の内容を教えていただけますか。

薄井 : ビジネスディベロップメントグループは国内の広告営業グループです。その中のマーケティングディビジョンはECジャンルにおける対クライアントの営業部署で、私はその事業責任者を務めております。

チャットのようなコミュニケーションツールを導入しようと考えたきっかけを教えてください。

薄井 : 2年ほど前、Chatworkを導入するまで、社内外のやり取りは基本的にメールでした。個人的にはSkypeやFacebookメッセンジャーも使用していたのですが、それぞれ不満点があり、テスト的にChatworkを導入したのです。

現在では、対クライアントなど社外とのやり取りや社内のマネジメントツールとしてChatworkを活用。今回の取材では、マネジメントツールとしての用途について深く伺った。

一部署での導入から、250名を超えるグループでの導入を開始

メールやSkype、Facebookメッセンジャーの不満点とは何だったのでしょうか。

薄井 : まずメールに関してはどうしてもコミュニケーションに限界がありました。メールだとつい後で見ようとか、まとめて見ようとかなりがちで、やり取りがタイムリーではないんです。それに文章をちゃんと考えないといけない。もちろん、ちゃんとした文章を書くべき場面ではメールも必要ですが、もっとライトな会話をするのに向いていないんです。

Facebookメッセンジャーはライトなツールですが、メッセージを送ったら削除できないなどセキュリティの問題がありました。Skypeですとメッセージの削除はできるのですが、タスク管理ができません。

そこでいろいろなツールを検討した結果、すべてを満たすChatworkを選んだのです。

使い始めたときの印象はいかがでしたか。

薄井 :操作方法や使い方については3日くらいですぐに慣れましたね。導入時は他のメンバーが活用してくれるのかということが懸念点でしたが、慣れてくると自然にChatwork内でコミュニケーションが起き始めました。

十分な効果が出ていることから、今年の7月からはビジネスディベロップメントグループ全体となる約250名にも一気に導入を始めています。

Chatworkを導入したことで業績が上がったと語る薄井様。2016年8月現在、薄井様のグループ含め、約470名で活用。

Chatworkを選んだ理由は「タスク管理」「過去履歴の引き継ぎ」「グループ管理のしやすさ」

Chatworkを選んだ理由をもう少し詳しく教えていただけますか。

薄井 : まずは先ほども言ったように、セキュリティに問題がなく、タスク管理ができることですね。今まではチームのメンバーに「これをいつまでにやってほしい」というメールを送って、後は各人がExcelなどでタスク管理していたのですが、それだとタスクがその後どうなっているのかを確認するすべがないんです。もしかしたら埋もれてしまっているかもしれません。

Chatworkならチャットを送信すると同時にタスク化できますから、各人に投げたタスクを一元管理できるのです。コミュニケーションとタスク管理が一体化しているのが何よりも大きなメリットでした。

Chatwork(チャットワーク)のタスク管理機能の使い方 | ビジネスチャットならChatwork
Chatwork(チャットワーク)のタスク管理機能は、チームで仕事をする際に大変便利な機能です。タスクで依頼すると、そのタスクが埋もれず担当者に確実に伝わります。また、担当者がタスクを期限内に完了したかどうかの把握も簡単です。
Chatwork(チャットワーク)のタスク管理機能の使い方

過去の履歴が引き継げるのも大きなポイントです。チャットに途中から追加したメンバーにも、アップロードしたファイルや会話の履歴が参照できるので、「やり取りを見ておいてください」とだけ伝えればいいんです。また、引用機能を使えば過去の発言を簡単に引っ張ってくることもできます。これも他のツールにはない利点ですね。

Chatwork(チャットワーク)の引用機能の種類と使い方 | ビジネスチャットならChatwork
Chatwork(チャットワーク)の引用機能は、過去の発言を引用してメッセージを作成するための機能です。Chatworkの引用機能には「全体引用」「部分引用」「メッセージリンク」の3種類があり、それぞれ見え方と使い方が異なります。
Chatwork(チャットワーク)の引用機能の種類と使い方

チャットグループの管理がしやすいのもChatworkを選んだ理由のひとつです。部署には4つほどのユニットがあり、そのユニット単位のグループチャットの他、ユニットをまたぐプロジェクト単位のグループチャット、クライアントごとのグループチャットなど、いろいろなグループでのチャットを作っています。

グループに人を追加したり、外したりという作業も権限を持っているメンバーなら簡単にできますし、そういう意味でも管理しやすいツールだと感じています。

ちなみに、グループの概要や必要な資料をチャット横の概要欄に入力することで、誰が見てもそのグループが何なのかわかるようにしています。

Chatwork(チャットワーク)の概要の使い方と概要の編集方法 | ビジネスチャットならChatwork
Chatwork(チャットワーク)のグループチャットやダイレクトチャットには「概要欄」が設置されています。概要欄は、グループチャットの話題を設定したり、ブックマーク一覧としても使用することが可能です。概要欄は各チャットの管理者のみが設定できます。
Chatwork(チャットワーク)の概要の使い方と概要の編集方法

Chatworkは優れたマネジメントツールでもある

社内での運用ルールはありますか。

薄井 : 各営業担当のグループには上司をマストで入れることと、社内の業務連絡をダイレクトチャットでやり取りすることを禁止しています。

それはなぜですか。

薄井 : "見える化"するためです。上司の立場としては、業務に問題が生じた場合に備えて情報を把握しておく必要があります。個別でチャットをおこなうとやり取りが可視化されないので、必ずチャットには上司を入れるというルールを設けているのです。導入初期には実際に「この件、聞いてましたか?」「何それ?」みたいなこともありました。プライベートの話は個別でも構いませんけどね。

Chatworkは部下をマネジメントするツールとしても使えるということでしょうか。

薄井 : まさにそうですね。コミュニケーションが円滑になるのはもちろん、業務の全体像を把握したりタスクを管理したりできるのはChatworkならでは。社内外でのコミュニケーションの質・量を上げたいのでしたら、Chatworkはおすすめですね。部署内の空気を作り、活性化してくれるので業務効率化がかなり進んでいると感じています。事実、私の部署はChatworkを導入してから業績が右肩上がりになりましたから。

※記載の内容は取材時点の情報です。現在のChatworkの機能や料金プランとは異なる可能性がございますのでご了承ください。